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2017年

2017年09月23日

中島大輔君 (整87回) 第45回日本磁気共鳴医学会大会 (JSMRM) 大会長賞受賞

2017年9月14 日~9月16日の3日間、栃木県宇都宮市で開催された第45回日本磁気共鳴医学会大会(JSMRM) において、中島 大輔君(整87回)が“q-Space imaging is a novel technique to evaluate intervertebral disc (IVD) degeneration from animal to human research. ”の研究にて大会長賞に選出された。本学会はMRI研究に関わる日本最大の学会であり、同賞は当学会で発表された505演題の中から選ばれた栄誉ある賞である。
 
 中島君は2015年4月から大学院医学研究科博士課程へ入学後、整形外科学教室において、運動器領域での新たなイメージング手法の開発研究に従事している。今回の受賞研究では、椎間板変性モデルラットに対して、抗酸化剤であるN-Acetyl Cysteineの変性防止効果を、次世代MRI解析法であるQ-space imaging (QSI)を用いて証明した。従来、椎間板変性の画像分類法は、MRI T2強調画像を用いて定性的な評価を用いることが多かったが、QSIが、従来法よりも鋭敏、かつ定量的な画像評価法であることも世界で初めて証明した。また、以前の報告に加え、ヒト椎間板自然変性モデルでのQSIの有用性を示した臨床研究データも報告し、臨床への応用の可能性に言及した事が受賞理由となった。

 超高齢化社会の到来により、椎間板変性の新たな治療法を開発することは必須であり、その上で画像評価法の確立も同じく極めて重要である。しかしながら、現在の非侵襲的画像評価法のほとんどが定性的であり、また定量的であっても鋭敏ではない問題点が存在した。本研究では、動物モデルにおける椎間板変性抑止薬の有効性を、鋭敏にかつ定量的に評価可能にしたと共に、臨床サンプルにおいても同様にQSIが使用可能である事を証明した。今後本研究が椎間板変性の病態解明および変性治療研究の一助となることが期待される。


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