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2017年

2017年09月23日

西田光宏君 (86回)  第51回日本側彎症学会学術集会にて最優秀ポスター賞受賞

2017年8月24日から2日間、北海道札幌市で開催された第51回日本側彎症学会学術集会において、整形外科学教室の西田光宏君(86回)が演題「思春期特発性側弯症における骨成熟までの骨密度変化の縦断的研究」を発表し、最優秀ポスター賞を受賞した。本賞は当学会で採択されたポスター演題の中から、最も優秀な1演題に与えられる賞である。
思春期特発性側弯症(AIS)と骨量減少の関連性についての報告は複数あるが,AISにおける骨密度の縦断的研究はほとんどなく、その臨床経過や影響は不明である。今回西田君は矯正固定術を施行したAIS例の骨密度を縦断的に調査し、骨成熟前に低骨密度であった症例のうち、約70%の症例で成人後も低骨密度が持続していることを初めて報告した。また、低骨密度が持続していた症例では変形の重症例が多く、骨密度と重症度との間に有意な相関があったことから、AISでは低骨密度が脊柱側弯の進行に関与している可能性が示唆された。
AISの発症や進行には、遺伝的因子や環境因子など様々な因子の関与が指摘されている。低骨密度もその一つと考えられるが、未だ不明な点が多い。本研究が側弯症進行の病態解明の一助になったことが評価され、今回の受賞につながった。本研究結果を足掛かりに低骨密度に対する薬物療法といった進行の予防法開発への発展につながることを期待したい。

西田光宏君(左)と伊東学会長(右)

西田光宏君(左)と伊東学会長(右)


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