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2018年

2018年05月23日

高野盛登 (84回)日本脊椎脊髄病学会奨励賞を受賞

2018年4月12日-14日に神戸市で開催された第47回日本脊椎脊髄病学会において高野盛登が、”Enhanced functional recovery from spinal cord injury in aged mice after stem cell transplantation through HGF induction”の論文で、第30回日本脊椎脊髄病学会奨励賞(大正富山Award)を受賞した。

日本脊椎脊髄病学会は脊椎脊髄疾患に関する研究を促し,研究者の交流をはかるとともに研究成果と知識の公表および普及を通して人類の健康の保持・増進に資することを目的として活動しており、現在の会員数は3500名を超えている。本賞は学術雑誌に掲載された原著論文のうち、基礎と臨床の各部門で最も評価された論文に対して授与される、大変名誉ある賞である。

高野は、整形外科学教室および生理学教室との共同研究で、老年マウス脊髄損傷における神経幹細胞移植の有効性を証明し、新たな病態の解明に成功した。近年高齢者の脊髄損傷が国内外を問わず増加しており、有効な治療法の確立が急務とされている。本研究では、若年及び老年マウスを用いて脊髄損傷モデルを作製し、各個体にマウス胎仔由来神経幹細胞移植を行った。老年マウスの脊髄損傷の病態をマイクロアレイによる網羅的解析の他、神経幹細胞移植への加齢の影響について詳細な組織学的検討を行い、老年マウスでの良好な細胞生着、移植組織におけるHGFの関与が明らかとなり、神経幹細胞移植の新たな治療機序が解明された。

我々は神経幹細胞移植、薬剤投与、さらにはリハビリテーションとの併用による脊髄再生研究を行っている。本研究の結果より、神経幹細胞移植療法は高齢者を含め幅広い脊髄損傷患者に有効な治療になり得ると考えている。高野の研究成果は将来的な臨床応用へと繋がる仕事であり、再生医療の現場で大いに貢献することが期待される。

高野盛登(右)と中村雅也教授(左)

高野盛登(右)と中村雅也教授(左)


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