後期臨床(専修医)研修

a. はじめに

慶應義塾大学医学部整形外科学教室は、1922年に開講し、以後900名にものぼる優れた整形外科医を輩出してきた日本有数の伝統と実績のある教室で、その業績は国内外より高い評価を得ています。患者様に常に優しく、病気に厳しい医師であること、また学問と人格を兼ね備えた医師であることを教室の方針として掲げています。後期臨床(専修医)研修では、当整形外科学教室および教育関連病院が密に連携をとり、整形外科の専門的知識および技術を習得し、日本整形外科学会専門医となることを目的としています。またこの期間中、学位取得を希望する方には最先端の基礎研究と臨床との一体化を目指し、基礎研究に専念する機会を提供いたします。
研修終了後は、引き続き慶應義塾大学医学部整形外科学教室助教として、教室または教育関連病院での診療、研究を続ける一方、指導医として後輩の育成に努めていただき、さらに高度な医療人になるために脊椎外科・手の外科・関節外科・腫瘍外科・リウマチ・スポーツ整形外科などの専門学会の指導医または専門医取得を目指していただきます。
また希望者には一定の条件を満たせば、欧米の有名臨床・研究機関に海外留学の機会が与えられます。是非、皆様が伝統ある当整形外科学教室の一員となり、日本を代表する整形外科の高度医療人となられることを期待しております。

b. 教育課程

臨床専門医コース、TR(トランスレーショナル・リサーチ)コース、大学院コースの3つの教育課程プログラムから構成されています。期間は原則初期臨床研修課程(2年間)修了後の4年間とします。この期間は日本整形外科学会専門医制度で規定された研修プログラムによる4年間の研修期間に相当します。

[A] 臨床専門医コース

(1) 1年目(大学における研修)
慶應義塾大学医学部整形外科学教室および大学病院で研修を行い、整形外科疾患の診断法、治療法の基本を修得する。外来研修では、指導医が行う整形外科一般の初診外来および再診外来を補助し、外来患者の診察法、治療法を学ぶ。病棟では、主治医として入院患者を担当し、指導医のもと入院患者の診察法、処置、術前術後管理を習得する。またチーフレジデントとともに慶應義塾大学病院の当直を行い、救急患者の診断および処置を行う。初期臨床研修期間中に麻酔科を選択していないものには麻酔科研修(2ヵ月)を行う予定。

(2) 2~3年目(教育関連病院における研修)
整形外科専門医取得に必要な必須分野をすべて経験するため、教育関連病院をローテートし、教育関連病院の整形外科部長ないし医長および指導医のもとに研修を行う。一般整形外科医として外来・病棟診療、各手検査手技、手術手技について学ぶ。外来研修では、自らが初診外来および再診外来を担当し,病棟研修では指導医のもとで整形外科の一般的な手術の執刀を行う。また各専門分野の専門医や指導医の行う高度な手術の助手を行い、その手術技術も合わせて習得する。

(3) 4年目(大学における研修)
慶應義塾大学医学部整形外科教室および大学病院で研修を行い,それぞれの専門医のもとで専修医として学んできた知識および技術の総括を行う。外来研修では、整形外科一般の初診外来および再診外来を担当し、さらに特殊外来において専門的知識を習得する。病棟では主治医として入院患者を担当し、入院患者の診察法、処置、術前術後管理を習得する。整形外科一般の手術の執刀医となり、また専門医の手術の助手を行い、チーフレジデントとしての研修を行う。当直では、救急患者の診断および処置を中心となって行い、専修医1年目医師の指導も合わせて行う。

[B] TRコース
原則臨床専門医コースに準じたプログラムを行う。但し、3、4、(5)年目のいずれかに基礎研究を行う機会が与えられる予定(2年まで延長可)。

[C] 大学院コース
1~2年目までは臨床専門医コースに準じたプログラムを行うが、原則として専修医期間を含む4年間を大学院在籍とし、基礎研究を2~4年間行う。

c. 身分・待遇

慶應義塾大学医学部における後期臨床研修プログラムの概要に従います。卒後臨床研修センターまたは整形外科研修プログラムをご参照下さい。

d. 教育関連病院

関連病院一覧のページをご覧ください。

e. 入局者状況

年度入局者(人)女性(人)学外出身(人)
平成22年21414
平成21年1619
平成20年21315
平成19年1536
平成18年1318
平成15年1839
平成14年1837
平成13年28114
平成12年1424

f. 学位取得状況

年度学位取得者(人)
平成21年11
平成20年10
平成19年14
平成18年14
平成17年10
平成16年7
平成15年10
平成14年7
平成13年4

g. 平成22年度慶應義塾大学医学部整形外科学教室 専修医(後期臨床研修医)募集要項

■コース内容
【Basic Course】レジデント(2年間)(整形外科・専門医養成コース)
【Advanced Course】シニアレジデント(2年間)
  1. 上肢の外科(手の外科・肩関節外科)専門研修コース
  2. 下肢の外科(股関節外科・膝関節外科・足の外科)専門研修コース
  3. 脊椎・脊髄外科専門研修コース
  4. 骨・軟部腫瘍外科専門研修コース
  5. 小児整形外科専門研修コース
  6. リウマチ外科専門研修コース
  7. スポーツ整形外科専門研修コース
  8. 一般整形外科(外傷・その他運動器疾患)専門研修コース
(1) 応募資格
2年間の初期臨床研修課程を修了または修了見込みの医師。既に専修医過程に進まれている方も歓迎です。
(2) 募集人数
人数に制限は設けておりません。また出身大学は問いません。他科経験の方も大歓迎です。
(3) 応募受付(1次募集)
平成21年10月1日(木)から 10月30日(金)まで
(4) 選考内容
筆記試験および面接
(5) 選考日(1次募集)
平成21年11月14日(土) 午後5時から(予定)
(6) 連絡先
〒160-8582 東京都新宿区信濃町35 慶應義塾大学医学部整形外科学教室
卒後臨床研修担当主任(専修医担当) 森岡秀夫
Tel:03-5363-3812
Fax:03-3353-6597
E-mail:morioka@sc.itc.keio.ac.jp

h. 留学状況

(1) 国外留学者 - 教室(診療科)別


(2) 国外留学先 - 国別および上位10機関

◇上位10機関 (2001年~2005年)
Harvard Medical School
University of Pennsylvania
University of California (*)
Sloan-Kettering Cancer Center
National Institutes of Health (NIH)
Columbia University
Stanford University
University of Pittsburgh
Baylor University
Cornell University

※関連資料
慶大整形同窓会・海外留学支援基金について(PDF形式、271KB)PDFファイル

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